2004/05/17 (月)

試しに一日を記述してみると

昨晩は僕としては珍しく午前3時半くらいには床に就いたのに、それからジャック・ブーヴレス『アナロジーの罠―フランス現代思想批判』と庄司肇『田中小実昌と色川武大』を読み、更に芳川泰久『書くことの戦場―後藤明生・金井美恵子・古井由吉・中上健次』を流し読みしていたら、いつのまにか7時近くになっていた。
ワーナーでN氏と打ち合わせ。Bの件とSの件。あとWの件も。せっかく外苑前まで行ったので表参道まで歩いてナディフに寄る。福永信(文)と村瀬恭子(絵)による『あっぷあっぷ』、舟沢虫雄のCDR『底の方は少し固い』、ラウシェンバーグ/カニングハムのDVD、GRANULAR SYNTHESISことKurt HentschlagerとUlf LangheinrichのDVDを購入。
角田俊也さんが新作"Kapotte Muziek by"を送ってくれた。Plopのモンディが今度彼のSpekkからもアルバム(秀作!)を出すオランダのmixerレーベルのオーナーBoca Ratonの来日プレゼン用CDRを持ってきてくれた。ボルティモアのmonitorというレーベルからBATTLESというバンドのCDEPが送られてきた。誰かと思ったら元ドン・キャバレロ/元ストーム・アンド・ストレスのイアン・ウィリアムスの新バンド、ストーム〜の2ndは大傑作だったので、その後どうしてるか気になってたのだが、電子音響フレイヴァーも効かせたシャープでソリッドのミニマル・ロックで、かなりカッコイイ。荻原さんによると、すでに来日してたらしい。でもこれファーストなのでは???
クロスビートの最新号をパラパラ見てたら、遂にREMIXの編集長になった野田努さん(こないだの輸入盤シンポでも「スーパーヴァイザー」と紹介されてたのは何故?)がコラムで僕が先月のコラムで取り上げたアニマル・コレクティヴを紹介していた。全然読んでないんだろうなー笑。表紙と特集はビースティーボーイズ。僕、前作のライナーも書いた(意外でしょう)のに、いまだに音がまったく送られてこない。まあEMIはインビテーションとかで取り上げた作品も一度としてサンプルCDを送ってくれたことがないので、今さら何があっても驚かないけど。でもどんなアルバムなのかなあ? ブックファーストで、吉行淳之介『私の文学放浪』後藤明生『日本近代文学との戦い』スティーブン・ピンカー『心の仕組み』などを購入。
大分前にビデオを送ってもらってたホンマタカシ監督『きわめてよいふうけい』を見た。中平卓馬のドキュメンタリー。すごくよかった。当然のことながら、中平が見ている「ふうけい」を、ホンマ君がそのまま見られるわけではない。それは中平のキャメラが捉える「ふうけい」とホンマ君のキャメラが捉える「ふうけい」が違うのと同じことだ。でもそれを言うなら、そもそも中平の目とキャメラのレンズ、ホンマ君の目とキャメラのレンズのあいだにも、超え難い壁が横たわっているわけで、いわばこんな四つのけっして交わることのない「ふうけい」を丸ごと慈しむようにして、この映画はある。後半に一瞬、中平がタバコの箱を持っているスナップが挿入されるのだが、単なる銘柄に過ぎない筈の「HOPE」という文字に不意撃ちをくらって、ほとんど涙が出るほどに感動した。

さて、いつ仕事をしたのでしょうか?(笑)