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フルカワヒデオプラス" MUSIC: 無謀の季節"

GRAMoPHONE 3 / HEADZ 127
¥ 2,500 (tax incl.) ¥ 2,381 (without tax)
2009. 1.7 on sale
GRAMoPHONE / HEADZ



ミュージシャンや音楽ファンからも一目置かれる作家、古川日出男が、『エクス・ポ』内で連載されていた異種格闘技連続対談「フルカワヒデオプラス」をバンド名に冠してフル・アルバムを完成!!発売は『エクス・ポ』を編集・発行するHEADZ内の言葉(Gram)と音(Phone)を主題としたレーベル、GRAMoPHONEより。
ZAZEN BOYSの向井秀徳、虹釜太郎(360°records/5H)、鈴木康文(aen/Commune Disc)等との共演でも知られる古川の朗読パフォーマンス。小説家の朗読の枠に留まらない、ロック・ヴォーカリストをも超越した、神懸かりとも言える壮絶なパフォーマンスが、さまざまなジャンルで活躍する凄腕メンバーによって素晴らしい音楽アルバムとしてパッケージングされた。
メンバーは、d.v.d、Harpy、zuppa di pesce他のitoken、テニスコーツの植野隆司、そして『nu』の発行人で『エクス・ポ』のデザイナーであり、音楽家でもある戸塚泰雄の3人。
『MUSIC: 無謀の季節』は、三島由紀夫賞を受賞した2005年作『LOVE』のストレートな続編として執筆が続けられている『MUSIC』の音声・音響版であり、そのテキストは今後活字化される『MUSIC』に先行して発表されるが、CDに収録可能にした再編成・断章版、CDオリジナルのテキストとなっている。つまり現時点では未発表の作品であり、全編書き下ろしのテキストとなっている。
録音、ミックス、マスタリングは全て、ゆらゆら帝国、Boris他で有名な中村宗一郎が担当(スタジオも勿論、PEACE MUSIC)。
“表現の発生する現場”が見事に封印された、音楽でもあって文学でもあり、聴き終わった後に読後感のある奇跡の作品に是非触れて欲しい。
1. 第三次港区うさねこ戦争
2. is missing.
3. ひじょうに天才的な猫が太陽系に一〇〇匹いる
4. 無謀の季節 
all text by 古川日出男
【古川日出男セルフライナー】
 二都物語をはじめたかった。東京と京都の。ストーリー、声、音、音色の物語。それもCDで生まれるもの。もちろんCDで再現されるもの。
 小説は、紙にだけ書かれるわけじゃない。ディスプレイにだけ映しだされもしない。ただ純粋に脳にタイプなり印字することも可能だ。もちろん、可能だ。耳を通して。僕は、文学の最後の……もしかしたら最初のフロンティアとしての、耳と声の小説を届けたい、と思った。
 これは古川日出男のリーディングではない。驚異的な演奏力を持ったメンバーによる最上のBGMが付いたリーディング、ではない。そうじゃないんだ。ここにあるのは全部、演奏だ。ドラムもギターもリズムボックスも、あるいは/むしろ、声だ。どの音にも温度がある。
 どの音色も、フロンティアにいる。二つの都市の「原始」を、ここに再現した。そう、したんだよ。

ー古川日出男(ふるかわひでお)
1966年福島県郡山市生まれ。作家。1998年に『13』(角川文庫)でデビュー。2002年に『アラビアの夜の種族』(角川文庫、全3巻)で日本推理作家協会賞と日本SF大賞をダブル受賞。2006年に『LOVE』(祥伝社)で三島由紀夫賞を受賞する。最新刊は『聖家族』(集英社)。
MUSICIANS; 古川日出男: voice
itoken: drums
植野隆司: guitars
戸塚泰雄: rhythm machine
recorded, mixed and mastered by 中村宗一郎 at PEACE MUSIC

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