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グルパリ

『GLASS, METAL, PLASTICS』

UNKNOWNMIX 46 / HEADZ 231
価格:2,000円+税 / 2019.1.23 on sale

作詞、作曲、演奏:グルパリ/録音、ミックス、マスタリング:宇波拓
録音場所:SCOOL
絵:グルパリ/写真、デザイン:石塚俊


グルパリ『GLASS, METAL, PLASTICS』発売記念公演 in 京都
『万国共通』
出演:グルパリ、病気マサノリ、HYPER GAL
日程:2019年1月25日(金) 開場 19:00 / 開演 19:30
料金:予約2,500円 当日3,000円
会場:

グルパリ『GLASS, METAL, PLASTICS』発売記念公演3DAYS in 東京&個展『FOR GLASS, METAL, PLASTICS』
グルパリ個展『FOR GLASS, METAL, PLASTICS』
会期:2019年2月8日(金)〜2月10日(日) 展示時間:13:00〜18:00 ※入場無料
グルパリ『GLASS, METAL, PLASTICS』発売記念公演3DAYS in 東京
日程:
2月8日(金)『baby, maybe, message, game.』出演:グルパリ、鈴木健太
2月9日(土)『そのこころは』出演:グルパリ、飴屋法水、鈴木健太、立川貴一、ちこっちゃん、Ralph spieler
2月10日(日)『アルプス一万尺』出演:グルパリ
開場 19:00 / 開演 19:30
料金:予約2,000円 当日2,500円 / 3DAYS通し予約5,000円 ※先着20名限定
会場:SCOOL
予約方法:2019年1月1日(火)12:00よりHEADZ(event@faderbyheadz.com)にてメール予約受付開始。
※件名「グルパリ」本文に、お名前・電話番号・ご希望の日時・枚数をご記入ください。「3DAYS通し予約」を希望の方はその旨ご明記ください。
展示演出:グルパリ、鈴木健太/企画:土屋光




あれは2014年の暮れぐらいだったか、飴屋法水さんが、わたしにこう言った。
「佐々木さんさあ、グルパリってひと、知ってる?」
知らない、とわたしは答えた。知らなかったので。
そのころ、わたしたちは『コルバトントリ、』という演劇の準備をしていた。山下澄人さんの小説『コルバトントリ』ほかを原作/原案とする劇で、飴屋さんが台本と演出、山下さんは出演してくれることになっていた。
飴屋さんは、この芝居に誰かミュージシャンに出てもらいたくて、いろいろと案はあったのだが、あるとき突然、グルパリってひと、知ってる?と言ったのだった。
聞いてみると、新宿のガード下でギター弾きながら歌っているのを見かけて、声もいでたちもインパクトがあったのでつい立ち止まって聴いてしまったら、とてもよかった、すごくよかった、グルパリっていうらしいんだけど、彼に出てもらえないかな、と飴屋さんはわたしに言った。
わたしは内心、何それ、誰それ、と思いながらも、飴屋さんが出てほしくて、そのグルパリというひとが出てくれるのなら、とか言ったのじゃないかと思う。
次にグルパリが話題に出たとき、すでに飴屋さんは新宿のガード下で歌っていたグルパリ君に話し掛けて、いきなり出演交渉をして、なんと承諾を得ていた。
ほとんど素性がわからないままで、グルパリ君は『コルバトントリ、』に出演することになった。
わたしはいつも飴屋さんの演劇の稽古には行かないので、グルパリ君をちゃんと目の前で見たのは、たぶん『コルバトントリ、』の初日のことだったんじゃないかと思う。
ミュージシャンなのだから、途中で出て来て一曲披露したりするのだと思っていたら、ちゃんと台詞もあって、グルパリ君はお芝居をしていた。路上で歌っているときのインパクト大のいでたちのままで、まったく自然に、グルパリ君はグルパリを演じていた。その演技はとてもよかった。
もちろん歌も歌った。それもとてもよかった。
飴屋さんは、いつものことだけど、よくよくわかっている、とわたしは感じ入ったりもしたのだった。
グルパリ君のことをもともと知っていた人が、『コルバトントリ、』の観客のどのくらい居たのかはわからない。しかし、彼はこうして、わたしたちの知るところとなった。
『コルバトントリ、』は、今ではDVDが出ている。ぜひご覧いただきたい。
その後、グルパリ君が自分で作ったCDRとか、彼がヴォーカルとギターをしているテコの原理というバンドのアルバムを聴いたりした。どれもとてもよかった。
その後、わたしは桜井圭介さんと一緒に、三鷹にSCOOLというスペースを立ち上げた。『コルバトントリ、』の上演場所でもあった清澄白河のSNACが使えなくなったので、場所を探して工事をして、いろいろなことがやれる空間としてオープンしたのだ。
SCOOLのオープニングイベントに、グルパリ君に出演してもらった、ライヴをやってもらった。
それは素晴らしかった。圧倒的だった。わたしは、彼のアルバムを出したいと思った。
それからまた幾らかのことがあって、正式にHEADZからグルパリのリリースが決まった。
それからまた時間が経って、レコーディングが行なわれた。ほとんどの曲をSCOOLで録って、あとは路上で録った。わたしは演劇の稽古と同じく、レコーディングには行かなかった。
それからまたまた時間が過ぎて、アルバムの音が上がってきた。長い長い一曲目を聴きながら、わたしはしたたかに感動していた。ちょっと信じられないほど、すごい。
正真正銘、ほんものの、途方もない、うたうたいが、そこにはいた。
わたしは、飴屋さんに、感謝した。新宿のガード下で歌っていた、グルパリ君を見つけてくれて、ありがとう。グルパリ君にも、感謝した。こんなすごい作品をつくってくれて、本当にありがとう。
もしもあなたが、一度でもグルパリ君の音楽を聴いたことがあるのなら、言葉は不要だろう。
だが、もしもあなたが、まだ一度もグルパリ君の音楽を聴いたことがないのなら、何も言わずに、ただこのアルバムを再生してみてほしい。
あなたは、あなたの耳は、あなたの魂は、ふるえることだろう。
それはすこし、ただわけもなく、あるいはわけがあって、泣き出したくなったときに、似ているかもしれない。
だが、それでも、かなしいわけではない。
グルパリ君のうたには、ちからがある。それは、よわいものたちのための、ちからだ。
グルパリ君のうたには、うそなところが、いっこもない。それは、驚くべきことなのだ。
わたしは、このアルバムを、もう何度聴いたかわからない。このさき、何度聴くのかも、わからない。
わかっているのは、それが間違いなく、わたしだけではないだろう、ということだ。
グルパリという、おかしな名前の男が、あなたたちのために、わたしたちのために、いま、ここで、うたっている、いつまでも、いつまでも、いつまでも。
十年にひとりの存在、なんて月並みな言葉なんだろうか、でも、これはほんとうのことだ。

佐々木敦









路上やライブハウス、あらゆる場所での弾き語り、バンド「テコの原理」での活動のほか、2015年には(路上ライブを目撃した)演出家の飴屋法水に声を掛けられて舞台『コルバトントリ、』(山下澄人の小説が原作)に出演、今年の8月には自身初の個展『演奏』を開催するなど、漂流するシンガーソングライター、グルパリのファースト・フルアルバムがついに完成した。

本作は、新旧含めた選りすぐりの楽曲が収録されており、グルパリのこれまでのキャリアを集約させた決定盤と言える内容になっている。
エンジニアにHOSE、かえる目、豊田道倫 & mtvBANDなどのメンバーで、近年は映画音楽、舞台音楽も多く手掛ける宇波拓を迎えて制作し、レコーディングは三鷹のインディペンデントスペースSCOOLにて行われた。
曲を演奏する前のほんの手慣らしの瞬間まで逃さず残し、オーバーダブはあるものの、ほぼ無編集で録音時のグルパリの佇まいを活かした演出を施している。 グルパリの演奏は、アコースティックギターのグルーヴ感のあるコードバッキングに、トレモロがかった歌を乗せる、極めてシンプルな弾き語りスタイルだが、宇波拓の高解像度な録音技術やミックスのセンスが最大限発揮されたサウンドに仕上がっており、昨今のシンガーソングライター作品とは明らかに一線を画す、この上ない豊潤な響きを持った大傑作アルバムとなった。

ジャケットデザインと撮り下ろし写真は、蓮沼執太フィルの公演フライヤーやパンフ、坂本龍一と空間現代のコラボレーション作品『ZURERU』のアナログ盤ジャケット、ファッションレーベル「PUGMENT」のグラフィックなどを手掛ける石塚俊が担当し、グルパリの今までのイメージを一新し、また、これからの活動の飛躍を予感させる斬新なビジュアルが出来上がった。






【収録曲】

1. ねむれないよ
2. ネオポリス
3. 刻まずにいられない
4. WHO R YOU?
5. 季節も天気も忘れさせてくれるところ
6. 大都会
7. よのため
8. OH MY GOD
9. HATE POP
10. VERY GOOD
11. 明日天気になあれ






グルパリ profile:

2009年7月 岡山県からギターを背負い自転車に乗り旅にでる
2009年8月 東京都で所持金が尽きたので渋谷の居酒屋で住み込みアルバイトを始める
2010年4月より渋谷屋根裏にてステージに立ち人前でライヴを始める
2011年12月 東中野スタジオテレコムで バンド テコの原理 ライヴを始める
2012年4月 腰を悪くする
2013年6月 渋谷屋根裏の営業最終日にテコの原理 企画を打つ 約三年 音楽をやっていくうえで大事なものを教わった場所
2014年12月 渋谷WWWにて二度目となるテコの原理の単独公演を開催 今ようやくバンドのことばかり 書いているなあと気づく
2015年4月 『コルバトントリ、』出演 初めて人前で音楽以外のことをする 凄く新鮮でフレッシュネスで 目が白黒した
2016年8月 頭を悪くする
2017年11月 ツアーで初めて兵庫県神戸市湊川へ行く 凄く素敵な街でしたので 骨は湊川に埋めようと決意する この時28歳
2018年8月 神奈川県横須賀中央にある 飯島商店にて人生初となる個展を 鈴木健太が企画し開催 これを機に 目に見えるもの全てが『これ、個展じゃない?』と思えるようになる
2019年1月 HEADZより『GLASS, METAL, PLASTICS』リリース オリコン30週間 連続1位をキープしたい
2020年 オリンピックで東京都は人が沢山いることを考えると少し憂鬱になるのでこれを機に海外で初めてライヴ いいんじゃないかとおもう 多分行く

グルパリ blog:http://blog.livedoor.jp/caramelbulgaria/










 


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